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2018年09月13日

トファシチニブ 副作用

トファシチニブの副作用についてです。

上気道感染など感染症がやはり多い印象です。

重大な副作用は6%程度と言われています。
しかし、80歳以上、感染症 (帯状疱疹を含む)・間質性肺炎の既往、
間質性肺炎合併、糖尿病、RA class 4、
PSL 5 mg/day以上、リンパ球数 500-100 /mm3といった
重大な副作用リスクがある人では10%以上と言われています。

好中球減少
リンパ球減少
ヘモグロビン減少

帯状疱疹(Arthritis Rheumatol. 2014 Oct;66(10):2675-84.)
 リスク
  65歳以上
  帯状疱疹の既往→これが通常の人と異なる点!
 頻度
  4%
  特に投与期間が長くなるほど罹患率が上がることはない
  アジアで多い
  12.1/1000人・年(Mod Rheumatol 25 558-561 2015)

肺炎(βD・BAL・PCPのPCR・マイコプラズマ・クラミジア・レジオネラ)
HBV再活性化
ヘルペスウイルス感染
結核

胃腸障害
消化管穿孔
肝機能障害
間質性肺炎
 疫学
  投与開始から3ヶ月以内が多い

などが副作用として挙げられます。

悪性腫瘍については高くはないと
報告されていますので
その点はまず安心できるかと思います。
(Ann Rheum Dis. 2017 Jul;76(7):1253-1262.)

具体的な数字が知りたければ
全例調査の結果が示してある
適正使用情報を見てみてください。
(vol. 9が最新でしょうか?)




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posted by にかわくん at 22:20 | Comment(0) | 関節リウマチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月12日

トファシチニブ 関節リウマチ エビデンス

トファシチニブの関節リウマチに対する
エビデンスについてです。

ORAL studyシリーズです。

バイオは皮下注射や点滴でしたから、
経口投与に戻るという意味の
oralなのでしょうか。
印象深い名前です。

  ORAL scan(Arthritis Rheum. 2013 Mar;65(3):559-70.)
   国際共同第III相試験
   MTX効果不十分
   MTX + プラセボ vs MTX + TOF
   TOF追加群でACR20が改善、1カ月でHAQは改善

  ORAL standard(N Engl J Med. 2012 Aug 9;367(6):508-19.)
   海外第III相試験
   MTX効果不十分患者
   MTX + プラセボ vs MTX + Tofa vs MTX + ADA
   TOF群はACR20、DAS28寛解率でADAと同程度に有効

  ORAL step(Lancet. 2013 Feb 9;381(9865):451-60.)
   海外第III相試験
   1剤以上のTNF阻害薬効果不十分例
   MTX + プラセボ vs MTX + Tofa
   TOF群では2週後からACR20が25%改善、DAS28寛解率も有意に改善
   3ヶ月でHAQ-DIは改善

  ORAL solo(N Engl J Med. 2012 Aug 9;367(6):495-507.)
   海外第III相試験
   1剤以上のDMARDs(Bio含む)に効果不十分のRA
   ゼルヤンツ単剤 vs プラセボに切り替え
   →6ヶ月の観察でACR、HAQ-DIが改善
   ※DAS28寛解についてはプラセボと有意差がつかなかった!
   >>>単剤治療だけでは不十分と言える
   ※長期成績はないので骨破壊は言及なし

  ORAL sync(Ann Intern Med. 2013 Aug 20;159(4):253-61.)
   1種類以上のDMARDに効果不十分なRA
   これまでのDMARDs + プラセボ vs これまでのDMARDs + ゼルヤンツ
   TOF群でACR20、DAS28寛解率が良い

  ORAL strategy
   MTX抵抗性RA
   TOF vs MTX + TOF vs MTX + ADA
   TOF単剤では他の2群より優位性を示せなかった

  ORAL start
   MTX未治療RAに対してMTX vs TOF
   TOFが良かった

 LTE
 ※2016/07時点で長期使用成績は少ない→2017/09時点で長期使用成績が出てEULARのphase IIに使っていいことに


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posted by にかわくん at 21:26 | Comment(0) | 関節リウマチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月11日

トファシチニブ 関節リウマチ

トファシチニブの関節リウマチに対する
使い方については
トファシチニブ使用ガイドラインが
策定されていますので一読してください。

@MTX投与が難しい場合は原則投与しない。
A疼痛関節6以上、腫脹関節6以上、
 CRP 2以上 or ESR 28 mm/h以上で推奨。
 DAS28ESR・SDAI・CDAIで
 moderate以上の場合も考慮。
BWBC ≧ 4000 /mm3、
 リンパ球数 ≧ 1000 /mm3、
 βDグルカン陰性が望ましい。

とTOFの適応が書かれています。

実際の使い方は5 mgを2回/日が基本で、
中等度〜重度の腎障害、中等度の肝機能障害があれば
1回/dayに減量して使っています。

参考になれば幸いです。


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