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2018年03月31日

ブシラミン 関節リウマチ

ブシラミンは関節リウマチに使われますが、
日本で開発されていることから
エビデンスとしては日本からの論文が殆どです。

Mod Rheumatol. 2005;15(5):323-8.
Mod Rheumatol. 2006;16(2):85-91.
が代表的なものでしょうか。

使用法は100-200 mg/日を分1-2が
多いと思われます。

300 mg/dayまで保険上は認められていますが、
200 mg以上は副作用が増えるだけで
効果は変わらないとも言われていますので
あまり300 mgで使うことはないと思います。

特に生物学的製剤など選択肢が増えた今の時代では
リマチルを無理して増やすということは
あまりないような印象です。

効果はMTXに比較すると弱いとされています。
ただし、MTXとの併用では上乗せ効果があり、
副作用の増強はなかったとされています。

効果発現までの時間は
6-8週間で効果が明らかになるとか
3か月とか言われています。

日本では今のところMTX、SASP、BUCが
RA治療でよく使用されていますので、
しっかりと使い方を覚えておきましょう。




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posted by にかわくん at 13:06 | Comment(0) | 関節リウマチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月29日

ブシラミン

ブシラミンは日本で開発されたDMARDsです。
先発品はリマチルと言います。

構造についてですが
D-ペニシラミンの誘導体です。
2つのSH基を持つことが特徴です。
これが免疫グロブリンのジスルフィド結合に
作用するとされています。

関節リウマチに対する薬理は
以下のようなものです。

滑膜細胞
 増殖抑制
 IL-1β、IL-6、IL-8、VEGFの産生抑制(Clin Exp Immunol. 1999 May;116(2):360-5.)(Int J Immunopharmacol. 1998 Jun;20(6):295-304.)

免疫細胞への影響
 T細胞
  増殖抑制(J Rheumatol. 1993 Jun;20(6):953-7.)
   SA981という代謝物がこの作用を発揮する
  抑制性T細胞比率の上昇
  T細胞の血管内皮細胞への接着抑制
 B細胞
  IgM産生抑制(Clin Immunol Immunopathol. 1993 Jan;66(1):43-51.)
   SA981という代謝物がこの作用を発揮する
  抗体産生抑制(Clin Immunol Immunopathol. 1993 Jan;66(1):43-51.)
 AKTシグナルの抑制→VEGFや抗体の産生抑制(Int Immunopharmacol. 2007 Dec 5;7(12):1569-76.)
 MΦ
  遊走阻止
  コラゲナーゼ活性阻害

骨髄CD34陽性細胞(Int Immunopharmacol. 2009 Jan;9(1):86-90.)

骨破壊抑制
 NFATc1発現抑制→破骨細胞分化抑制(Mod Rheumatol. 2007;17(1):17-23.)

軟骨破壊抑制
 MMP-1, 3の産生抑制(J Rheumatol. 1997 Mar;24(3):550-4.)

抗酸化作用
 2つのSH基による
  移植臓器の再灌流傷害を抑える(Proc Natl Acad Sci U S A. 2002 Jun 25;99(13):8915-20.、Cardiovasc Drug Rev. 2003 Summer;21(2):77-90.)

多彩な細胞に作用するのです。


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posted by にかわくん at 23:47 | Comment(0) | 関節リウマチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月28日

サラゾスルファピリジン 副作用

サラゾスルファピリジンの副作用も
しっかりと知っておきたいものです。

副作用の殆どは3か月以内に発生すると言われています。
SASPの代謝物であるSPによるものが
多いといわれています。

発熱、皮疹、倦怠感、黄疸

悪心嘔吐など胃腸障害

肝障害
 倦怠感、食欲不振、発熱、皮疹
 発現が多い時期:3ヶ月以内(特に2ヶ月以内)
 →肝庇護薬、ステロイド
  投薬中止(中等度以上 or 発熱がある場合)

無顆粒球症
 風邪様症状(発熱・咽頭痛)、倦怠感
 白血球 3000 /μL or 顆粒球 2000 /μL未満
 発現が多い時期:3ヶ月以内(特に2ヶ月以内)
 →投薬中止と感染症対策

皮膚粘膜系障害
 かゆみ、皮疹、紅斑、口内炎、発熱
 発現が多い時期:3ヶ月以内(特に1ヶ月以内)
 →抗ヒスタミン薬、ステロイド等
  投薬中止(中等度以上の皮疹、発熱がある場合)

腎障害

DIHS

などなどあります。

SASPは安全だからといって第一選択で
使われていた時代もありましたが、
それなりに副作用があることを忘れないでください。

例えば経験した症例ではMTXで血球減少の
副作用が起こったために
サラゾスルファピリジンに変更された
関節リウマチ患者さんがいました。

しかし変更したにも関わらず
全く骨髄抑制が改善しませんでした。

その患者さんは
「MTXの血球減少が不可逆になってしまった」
と説明されていましたし、
ドクターもそう思っていたようです。

しかしSASPではどうしてもリウマチの
活動性が抑えられず関節症状が増悪しました。

他のDMARDsに変更された所、
数年間全く改善しなかった白血球減少が
あっという間に改善しました。

結局SASPの副作用がMTXの副作用に
引き続いて起こっていたと考えられました。

思わぬところで足をすくわれることがあるので
注意して使いたいお薬です。


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posted by にかわくん at 23:03 | Comment(0) | 関節リウマチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
リウマチ膠原病科医の伝えたいこと
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